warayamanga

主にハイパーインフレーション(漫画)について書いていきます

ハイパーインフレーション 買われたハルの現状についての予想・考察 ※13話時点

いよいよ帝国も間近に迫り、レジャットさえ振り切れば、帝国に到着し、ルークの目的であるハル救出に向けた活動が始まる局面にきている(グレシャムが素直に協力するかは甚だ疑問)。

 

現時点の情報を整理し、ハルの安否や展開予想をまとめる。

 

 

■ハルの現在地

 

ハルはフラペコの証言によると、反乱の4日前にヴィクトニア帝国本土に出発した人物に売ったという情報のみで、フラペコは実際に詳細までは知らず、グレシャムも姉を捜してやるから仲間を売れと言っており、額面通りに受け取ればグレシャムも居場所までは分からないということになる。

 

ルークが能力覚醒した5日後に奴隷船が到着し、その夜に反乱決行。で、4日前にハルは買われている。まとめると以下の時系列となる。

 

ルーク能力覚醒

オークション下見  ハルをすぐに帝国に向かう人物に売り払う

ルークは能力や見張りの状況精査

反乱、ルーク達帝国に出発

 

なので、帝国まで向かった船の速度にもよるが、フラペコの策略で多少船の遅れがあったことを考慮しても、せいぜい一週間早く帝国に着いた程度ではないかと考える。

 

さて、その間の航路も含めてのハルの安否についてだが、その前に以下について考察したい。

 

■ハルはヴィクト語が話せるのかどうか

 

ルークのヴィクト語がすでにネイティブクラスなのは周知の事実だが、ハルがヴィクト語をどの程度話せるかどうかについては、明確な言及はない。ヒントとなる描写としては、下記。

 

・父親がヴィクト語の基礎をハルとルークに教えていること。

・ルークのヴィクト語の上達をほめていたこと。

 

前者から、少なくともある一定レベルの日常会話(ルークの父親レベル?)は話せることは確定とみていいだろう。後者については、見解が分かれるところで、ハルもかなり高いレベルのため、ルークの上達がわかるとも解釈できるが、ヴィクト人と商売するレベルに達している事実から、そのような物言いをしたとも解釈できる。ただし、あくまでハルは巫女という立場であり、巫女になった以降に語学能力向上できるチャンスは少ないであろうし、ヴィクト語を使用する機会もなかったであろうから、ルークよりは達者でないと考えるのが自然だと思う。

 

■ハルを買った相手と目的

 

ルークの懸念していた通り、どえらい変態に買われてしまっては、ハイパーインフレーションiPhoneのアプリで読めなくなってしまうのでさすがに無いとして、私のプロファイリングでの人物像はズバリ「気まぐれな若き金持ち」である。

 

そもそもグレシャムがハル販売に立てた条件であるオークションの下見のあとすぐに出発して帝国に向かう人物というのは冷静に考えると状況的にはかなり不自然である。なぜならオークションの下見におそらく参加しておきながら、肝心のオークションには参加していないのだから。

 

参加していない理由として考えられるのは、オークションに招待はされたが、モチベーションが低かった、または欲しいものが手に入ったからなどが考えられ、ここでいう欲しいものはハルである。

 

先の考察の通り、ハルはある程度のヴィクト語は話せるとすると、ヴィクト語を話すガブール人の少女という存在に興味を惹かれた金持ちが、その圧倒的な資本力で、自身に恋心を抱かせようという想いでハルを買い、早々に帝国に戻ったのではないだろうか。古くよりある金持ちと貧乏人という対比で、『花より男子』の道明寺よろしく、ひたすら金品や財宝を用いて振り向かせようとするも、ハルは頑なにそれを拒むという構図であれば、メタ的にも船での一か月の移動の間で安全も担保されるし、その財力から警備の厳しい豪邸に住んでいれば、ルークの得意な頭脳戦の出番もあり、ハル奪還の難易度としてはちょうどいい相手であるので現実味がある。ハルを助け出すものの、その結果ハルは資本主義に肩までつかり、ルークの手を拒み残ることを選択、ルークが闇落ちしてハイパーインフレーションを引き起こす鬱展開があるかもしれない。

 

 

 

改めてハルに関しての情報を整理して思ったが、数千万ベルクをはたいて死体の皮をはりつけたオートマタをガチで競りにいった首長、船長、保険業界の貴公子の異常性が際立つ。死体の皮だとわかってからも寄り添うルークも大概である。

家族を失い続けているルークを思えば、出来ればハルは無事に救出して、仲間(?)になってほしいところだが果たして、、、