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主にハイパーインフレーション(漫画)について書いていきます

ハイパーインフレーション 20話感想

ハルの居場所も判明し、いよいよ救出に向けた準備を行うルークたち。ゼニルストン自治領陣営も加わり、混沌としてきた最新話。

 

 

■ゼニルストン自治

 

まさか帝国内に半独立国として存在しているとは。

帝国民も政府に吸収を投げかけそうだが、ゼニルストンの農業は帝国民の貴重なカロリー源であるなどの事情はありそう。結局奴隷制を廃止しても、奴隷の存在の恩恵をうけるのが先進国という存在である点は、現実もハイパーインフレーション世界も同じである。

 

ゼニルストン自治領には約10人ぐらいが能力のおおまかな情報を掴んでおり、意図的に奴隷たちに能力開眼をさせようとしている。仮に成功しても、過去の王達のような危険物の複製なら巻き添えで死ぬわけだが。300年前の銃を未だに当時の状態のまま保管できているのは無理がありすぎる気もする。ルークの札束も破ったり折ったり形状を変えられたので、劣化しないという付属ステータスも考えにくい。

 

一人、やっぱ男の子じゃないと と真相に近づいているのはギャグ描写としての面白さと、成人男性への実験はすでに何度も試みている怖さを感じる。

 

■クルツさん

 

急に出てきたキャラ感が強かった彼だが、元奴隷・豊富な資金による協力・強いガブール神信仰 など、なかなかハイパーインフレーション世界にマッチしている。彼がどのように奴隷となり、その後解放され成り上がったかを知りたい。

 

■失脚(ダブルミーニング)したグレシャム

 

いよいよ表の顔もははく奪されてしまったグレシャム。義足フラグも立ち、ルークとの力関係も今回で完全に逆転したため、手を組むと思って間違いないだろう。次はいつ裏切るか今から楽しみである。

 

■レジャット陣営の動き

 

現時点ではグレシャムを失脚させて上機嫌だが、ハルの居場所については把握できておらず、情報戦においてルーク陣営が有利な状況だが、広告の効果が無いこと、奴隷としてハルが買われたことを総合すると、ゼニルストン自治領の可能性には簡単にいきつきそうではある。コレットが300年前の銃を見てテンションがあがり、本来現在の銃とはかなり性能が劣るにも関わらず、正確に射撃する展開がありそう。

 

■ほとばしるリピドー ダウー

 

これが新時代のオネショタですか?(違)

母性なのか性欲なのか曖昧な書かれ方だが、両方の性質を持つ感情だろう。

フラペコが止めなかったらどうなっていたか。。壁が。

 

■安定のシスコン救世主

 

そんなダウーをよそにハルが大好きすぎる救世主ルーク。

生殖能力を失うことでより性の対象ではない姉への家族愛が強まっているのかもしれない。贋王として覚醒したルークだが、そろそろ着替えてもよいのでは。過去の王達と比べて布の面積が広めである(十分せまい)。

 

 

次回、グレシャムとルークの二人が、船で見せたような阿吽の呼吸で作戦をたてるであろうことが今から楽しみである。誘拐犯も生かしてあるし、奴隷として潜入すると予想するが果たして。