ハイパーインフレーション 21話感想
加速していく面白さはまさにハイパーインフレーション。
今回もとんでもない快作だった。
公式のコメントの伸びも物語っているが、
圧倒的な熱量と緩急を併せ持つ21話について、
気になる点を列記する。
■ルークの本心
グレシャムはお見通しだったが、
やはり世界経済を崩壊させる気はなかったルーク。
あんな重傷の状態でルーク捕縛の強硬策をとったのも、
失敗に終わったとはいえ、大正解だった。
ただ、政府との交渉がうまくいくかは、かなり疑問ではある。
政府側にはデザイン変更という強硬手段がとれるためである。
ただ、旧紙幣を新紙幣に変換するための窓口を開き贋札をチェックするスキームも、
完全に整備は難しいだろう。
■聖母 フラペコ
世界最強の母性を持っているんじゃないかと疑うレベルで、
ルーク想いのフラペコ。
革命により辛い少年時代を過ごした故に、
色々と思うところがあるのだろうか。
ハンドサインを発端にした友情でここまで発展するの驚き。
あれだけグレシャム以外信じなかった男が自分を信じる決意をするのが熱い展開。
そしてどうしておカネを出すと頭がスッキリすることを知っているんだろうか(棒)詳しいね
■叶わぬ恋
ダウーは思ったより明確に恋心のようだ。
これが令和最新版ののオネショタである。
ダウーが何歳かわからないが。
今後ダウーがルークへの気持ちにどう折り合いをつけていくかわからないが、
単純に生殖能力どうこうよりルークは重度のシスコンなので険しい道である。
■役者はそろった
シュトロハイムばりの改造人間でやってくるかと思ったが、
割と普通の義足っぽいグレシャム合流。
仕込み銃とかは十分にありそう。それを見て興奮するコレットもありそう。
破産していよいよ後が無いグレシャムは今までにまして守銭奴感が強く、
味方としては頼もしいのだが、100%裏切るだろう。