ハイパーインフレーション 25話感想
偽贋札を作成するために各種準備を進めるルーク陣営。
レジャット陣営はヒントを得るために製紙工場へと向かうことに。
■紙幣局局長「贋札殺し」
大層な異名だが、実際に25年間で313人殺しているとのこと。
ビジュアル・言動とともにかなり濃い。
だが、本名は明かされなかった。
祭りのときに贋札が使われやすいというインテリ小ネタ含め、
非常にハイパーインフレーションらしいキャラで好ましい。
工場見学の説明の手際や言い回しから有能さが伝わってくる。
■謎の闖入者
この作品にしては珍しい(?)考察要素となる謎のガブール人。
正体の候補は以下のいずれかといったところか。
①ルーク陣営の信者
②屈強なガブール人達の一人
③帝国への不満を持つ第三勢力
④紙の再利用の流れにもっていくためのただの舞台装置で特に意味はない
ただ、どれも今までの描写だけではしっくりこない。
正体がばれた瞬間に死を選ぶ気合の入りっぷりは①っぽいのだが、
秘密情報部をピンポイントで尾行するのはいささか内情を知りすぎている感は否めない。
②の場合、いくらローラーに巻き込まれたとはいえ、レジャットさんが気づくだろう。
③だと推理しようもなく今後の展開待ち。
④ではないと考えたいが、ガブール人の運命はいつも知らないところで勝手に決められちまうので、ありえなくはない。
個人的には①かつクルツの独断で依頼をしている鉄砲玉である可能性を推す。
■紙の問題
ルークの能力の詳細や贋札の品質を知らない贋札殺しにとっては、
そもそもレジャット達がここまで焦るのがわからない。
その代表格の問題として紙の原料の入手が実質的に不可能なせいだ。
だが、ルークには神の力による超精巧なコピーの用意が可能。
最終ページではレジャットも大ゴマでのツッコミをせざるを得ない。
■今後の問題
紙をクリアしても贋札製造までにはいくつもの工程をクリアする必要がある。
ただし、ルーク陣営はタレント揃い。
プレス機はグレシャムの密輸品かダウーのパワーで解決。
精密な図柄については、異常に器用なフラペコが解決。
となっていくと思う。