ハイパーインフレーション 28話感想
年明け一発目のハイパーインフレーション!
2022年はハイパーインフレーションの年となるか。
それなりに順調に贋札製造課題をクリアしていくルーク陣営。
ビオラも仲間に引き込み、完成は間近と思ったら、、、
■ルークはもっと可愛く!!もっとキュートに!!
手配書の指示としてどうなんだ(呆れ)。
ただ、出来上がったルークの手配書は結構写実的なので、
指摘する際の描いた絵が少々不細工だったのかもしれない。
最終の出来上がりはレジャットも見たはずなので、
レジャットがいつぞやヨゼンに渡したへたくそな絵は、
感性がおかしいわけではなく、単純に絵が下手なだけであることが証明された。
■顔の認知
人間の脳は見たままを見ているようで、その実多くの偏りがある。
現在顔の検知といえば、センサーの印象が強い時代だが、
本来人間の脳が得意とする分野である。
贋札殺しがメタ発言をしているが、
現代の紙幣が理にかなっていることを教養的に教えてくれる点は、
すごくハイパーインフレーションである。
■レジャットさん!!やってたでしょ!?
この描写を見て、贋札殺しはごまするのもうまいのか!と思って、
本家のコメント見たら同じツッコミがあった(どうでもいい)。
歯車で描く彩紋は、完成形を見てもその歯車を想像することが難しく、
手作業での模倣は困難であり、理にかなっている。
ここでもメタ発言で定規の話がでたが、
小学生当時はあのギザギザは一体何のためについているのかわからなかった。
贋札つくりのためだったとは(違)。
その後大ゴマで贋札殺しが絶対に(×3)偽造できないと豪語しているが、
同じく絶対にを重複して裏切れないことを強調していたルークの船での入れ替え案はグレシャムに台無しにされた。
■って出来ないんかーい
今までが順調にいっていたので、ここである意味初の躓き。
ギャラリーもドン引きである。
思ったよりしょうもないプロバガンダ紙幣作成の裏話だが、
好きと嫌いが混在した複雑な感情について、
その場にいた多くの者が共感を示した。
好きの反対は無関心ともいうが、
まさに感動とは必ずしも正の感情だけでなく、
嫉妬や悔しさがもととなる場合も非常に多い。
あと、ダウーが完全に恋愛脳中学生的思考になっているのが面白い。
■挑むは世界最高峰のベルク札
今までが順調だったのがたまたまで、
彼らが挑んでいるのは覇権国家が最新鋭の技術を費やして作成したものである。
ガブール神の力でじゃぶじゃぶ贋札作っていたから、忘れがちだが。
今一度チーム全体がその力を結集して、
この難題に取り組む様子は、少年漫画の熱さを感じる。
この場にグレシャムがいないので、変にチャチャ入れする人間がいないのも大きいが。
グレシャムがいないことも何らかの伏線の気がして怖い。
今回でようやく完成かと思えた贋贋ベルク札はおあずけとなったが、
持てる力すべてを尽くして次回には出来上がる気がする。
こんなに感動的に贋札を製造する漫画がこの世にあるだろうか。いや、ない。