ハイパーインフレーション 30話感想
贋札製造編もいよいよラストスパート!
最後の課題をいかにクリアして次なるステージに進むのか………。
■カメラ・オブスクラ
クイズの世界ではベタ問扱いの本ネタである暗い部屋、
ビオラにて丁寧にカメラの仕組みの説明及びそれを活用したテクニックが紹介された。
詳細は割愛するがものすごく詳細に解説されており非常にタメになる。
少し気になったのがインクに使用した原料が推測である点だ。
もちろんビオラたちもプロなので抜かりはないと思うのだが、
相手はあの贋札殺し。もし、そこにも尋常ならざるこだわりがあったら、
蟻の一穴としてわずかな違いで現物の把握と逆説的に製造方法に辿りつきそうで怖い。
また、早く印刷してみろ!!と言っているグレシャムが移動の時も先頭にいるのが面白すぎる。
歳だって60近いはず かつ 足を欠損しているのに…
カネが絡むと恐ろしい男である。
ダウーもちゃっかりルークの胸部をおさえていたり、
細かい描写が面白い。
そして個人的に好きなシーンはビオラが職人メンバーにお礼を言いながら抱きつく描写。
詳細に描かれなかっただけで多くの試行錯誤や苦労があったことが自然に伝わり良い。
■少年は神話になる
教祖ルークの信者たちへの説明。
本来宗教的にはそんな詳細な目的の共有は不要だとは思うが、
あえて正直にすべてを話したことで一枚岩で強固な組織が結果的に作られた。
クルツは改めて考えても60まで奴隷で裸一貫から財と家族を作ったのはやばすぎる。
ある意味男版ダウーである。
グレシャムはまあいつもどおり。
表のグレシャム商会の社員たち路頭に迷っていないか心配である。
しかしこの演説中のルークのカメラアングル下から撮りすぎて性的すぎる。
完全に住吉先生は狙いに来ている。
■フラペコの懸念
そんな様を見て唯一ルークを心配している我らがフラペコママ。
革命で調子に乗った暴徒達でも見てきたのだろう。
ルーク自体は心配しているような高揚感や万能感などは感じていないように見えるし、
今後もそれが原因で破綻していく可能性は低いと思うが、
どこかのタイミングで何かしらの板挟みにあう気配はある。
特にルークの思想はハルの思想とはもともと異なっているし、
ルークは多くのものを背負いすぎてしまっているため、
どこかで取捨選択をせまられそうだ。
その時はフラペコママが寄り添ってあげてほしい。
■売って売って売りまくってやる!!
その半分でいいからレジャットにも夢を見させてあげてほしい。
船上のチキンゲームに勝って以来、ずっとレジャットには冷たいのがかわいそうである。
気になるのはグレシャムがどうやって贋札を販売するかという点。
商会は実質解散しているだろうし、頼みになるのはいつぞや示唆された帝国の暗部の闇の組織達との人脈だろうか。
いよいよハイパーインフレーションも30話を迎えた。
早く4巻が出てほしい。
また第5回アニメ化してほしいマンガランキングにノミネートされていたが、
果たして現実のものとなる可能性はあるのか。。。
ネトフリとかならワンチャンあるか…?。
ハイパーインフレーションがアニメ化できるような土壌を作るため私も微力ながら活動を続けていきたい。