ハイパーインフレーション 32話感想
ついに贋札がばら撒かれた!
いよいよ展開が大きく動くことになった今回。
さてルークの思惑通りに事は動くのか。
レジャットは対抗できるのか。
■ハズレ!!ハズレ!!ハズレェイ!!
ハイパーノートのようでハイパーノートではない贋札達。
あまりにも精工なため、当然キャンペーン対象のお札だと思い、
銀行に殺到する市民たち。
結局残念賞として本物のベルク札と交換する羽目に。
当然痛手ではあるが、不幸中の幸いで流通量がレジャットの読み通りの分量なので、
国家としては軽傷で済んだ。
しかし改めて思うがレジャットの権限が強すぎる。
実際問題どの程度の地位なんだろうか。
そしてここまでの地位なのにガブール人の救世主情報を探るミッションがあてがわれていたのは謎である。
救世主対策が非常に重要度が高いという判断だったのか。
その割には有識者会議の時にみな否定的だったが。
そしてルークが自分のことを「正義の味方」と言っているが少し気になる。
教祖活動のしすぎでフラペコの懸念通り染まってしまったのか…。
まだ軽口程度なので冗談めいて言っているだけだとは思うが、闇落ちしないか不安である。
■やりやがった…。
最近なりを潜めていた下ネタ描写が爆発!
ある意味ハイパーインフレーションの代名詞的な描写ではあるが、
アニメ化が遠ざかる音がした。
それはともかく、贋札殺しの贋札の気づき方自体は以前に感想記事で書いた通り、
インクのわずかな材質の差がカギとなった。
あんな描写になるとは全く想像してなかったのだが。
だが、そのほかの材質や技術は神の力や民間の最先端をつぎ込んだまさに究極の贋札。
贋札殺しも見分け方に苦心はしたものの、
意図的に仕込んだ不完全というウルトラCでこれを解決。
贋札殺しの性格もなかなかに陰湿。
初回はブサイクではあるが、陽気な職人というイメージだったが、
かなりキャラが立ってきた。
しかし、贋札殺しさん。
ここまで出番が多いのにまだ本名が出ていないんだが、
ついでにレジャットの本名もまだ。
■レジャットの策略VSルークの読み
まるで「DEATH NOTE」でキラの位置をあぶりだそうとした作戦のごとく、
新聞を用いた頭脳戦が展開。
たしかに架空の地方新聞なんて買うやつはいない。
余談だが、「DEATH NOTE」のリンド・L・テイラーでの挑発によりキラの居場所を探る方法って、
今思うとかなり乱暴というかバクチが過ぎる。
久々のルークVSレジャットの相手の思考と行動を読む頭脳戦がアツい。
最終的な結果としてレジャットが件のガブール人を捕捉。
これもルークの罠でない限り、ルークの住居が割れる決定的な一手となるか。
帝国軍隊がぶちこまれる(意味深)展開となるのか。
ページをめくる手がとまらない熱い攻防だった今回。
贋札をばらまくことを盾に政府と交渉するのか。
軍隊との部瑠璃的な戦いになるのか。
それとも全く予想だにしない展開となるのか。
先の読めなさがハイパーインフレーションしてきた。