ハイパーインフレーション 33話感想
さあさあいよいよルークへの手がかりを得たレジャット!
帝国最強の軍隊をルークにぶち込むことはできるのか!?
ルーク絶対絶命!!
■…と思っていた時期が私にもありました
残念!肝心のガブール人は直接的にルーク陣営にコンタクトしていない様子。
厳密にはしているのかもしれないが、レジャット達の監視の中では普通の生活を送るのみ。
結局ルーク達の居場所は掴み切れず。そして…。
■ルーク達の贋札はさらなる高みに
ルーク達への餌として必要な行動だったとはいえ、
それなりのリスクもあった新聞作戦。
情報をもとに贋札は進化し、違いはもはや味のみ。
中毒者も続出である。
ルークも言っているが、ハイパーノートよりも番号が変えられるというメリットの点で、
総合力はこの贋札の方がハイパーノートより高いとも思う。
■ルークの肖像が入っている……
ルークは手を緩めない。
次なる一手はプロバガンダ切手。
議会で却下された贋札防止案である、
切手を貼ることにより暫定1万ベルクとする案。
結果、大きなリスクを伴うことから却下されたが、
ここまで贋札が流布されるとこの案の採用も検討されそうなところで、
このけん制である。粋だ。
それにしてもこのルーク、ノリノリである。
■贋札は完璧なのか…
だが、そこは贋札。
結果的に印刷方法が異なることにより、
目には見えない違いはあった。
この一連のシーンは完全に普通の漫画なら主人公サイドの立ち回りにしか見えない。
レジャットも厳しい戦いだったが、
これでルークの贋札は使用不可に。
レジャットの勝利 と思われたのだが。
■帝国の中枢を担う、まともな切れ者たち
帝国はルークの調査を打ち切る気満々だった。
それもそうだ。レジャットはルークの能力について何の証拠も持っていない。
贋札の原料問題も盲点であった安価なベルク札を使用するという方法で、
辻褄があってしまう。切れ者である。
レジャットが持っていた多くの権限ははく奪され、
むなしく伸びる右手が物悲しい。
レジャットは沸々と燃えているが、状況はかなり厳しい。
300億円のハイパーノートが控えているのであった。
■今後の展開予想
可能性のある展開はいずれか二つと予想。
・ルーク陣営視点でハイパーノートの配備についての準備回
信者を用いての全土ばら撒き作戦は概要のみ開示されている状況なので、
これを進めるにあたり、何が懸念であるかの確認。
・レジャット視点で唯一の手掛かりである新聞を渡されたガブール人から手がかりを得る。
警察への権力を失ったレジャットだが、まだ懐刀のコレットとヨゼンがいる。
二人と協力しルークへの情報を渡す手段を突き止める。
個人的には後者展開を期待したいが、
現状ルーク側に隙が無さすぎるので、前者展開か。
ほころびのカギとなるのはグレシャムの暴走かクルツの独断と予想する。
ルークの成長を感じ一人燃えるレジャット。
後ろ盾を失ったが、逆に考えると独断で少数精鋭で動けるともいえる。
先が読めない展開の中、果たして次なる一手を打つのはどちらの陣営か。