ハイパーインフレーション 35話感想
レジャット陣営にもようやく光が差し込んだか。
孤立はしているが潜入は果たしたコレット。
ルークの根城についての情報をつかんだレジャットとヨゼン。
合流を果たして一網打尽は出来るのか。
そしてルーク陣営では……。
■城というヒントは得たものの
ヴィクトニア帝国には城は1000以上あるとのこと。
調べたらモデルであるイギリスの城の数も現代で約数百あるようだ。
その中から探し当てるのはいくら形状などのヒントがあっても難しいように思う。
レジャットはやる気満々だが…。
後述のコレットからのヒントと合わせ技で特定すると見た。
■悪人、悪人、悪人…。
予想以上に慌ただしい古城の様子に、
コレットは想定が外れていることを危惧する。
ルーク陣営の面々がいかに悪人かを断罪していっている。
たしかに政府側の人間からすると、ルーク陣営は悪の巣窟としか言いようがない。
もともと虐げられていたコレットのため、ある意味ではレジャット以上に悪を憎む心が強いのだろうか。
ルークの能力の暴走は完全にホラーなのだが、
ガブール神が生殖能力を予定通りルークに与えていたらとんでもないお猿さんだったのではと思うと、背筋が凍る。
ビオラがダウーに服をあげて(縫った?)いるのも地味に気になる。
次週から服装チェンジあるのか!?
■どうせ裏切るだろうしな!!(完全同意)
グレシャムの裏切りがレジャットにとって唯一のチャンスまであると思っていたが、
クルツが計画実行のためにグレシャム暗殺を計画。
歳だって60近く、義足であるにも関わらず、軽快な走りを見せるグレシャム。
ここまで足腰が強い描写が多いと、少年時代は陸上の選手だったが、
金持ちの家の子はいい靴をはいているので勝てなかった みたいなエピソードがあったのではと勘繰る。
寸前のところでグレシャムの窮地を救ったのは我らがフラペコ!?
今までのは演技だったのか…
そして相変わらずのガブール人からの信頼が厚いのが面白い。
あと、地味にクルツが自分が地獄に行く前提なのが好き。
■強欲なフラペコ
というのも演技でした。
船編の時からずっとそうだったが、
フラペコは演技がうますぎる。
冒頭でココアを飲ませようとしたときは受け取らなかったグレシャムも、
油断して酒は飲んでしまう。
だが、冷静に考えればクルツ達の死を隠蔽しなければいけないはずなのに、
乾杯しているのはのんきすぎる。
案の定、裏切りの準備をしていたグレシャムと、
それを読み切っていたフラペコ。さすがの付き合いの長さである。
上陸後からずっとルークのよき友として、時には兄のように母のように寄り添ってきたフラペコだったが、
ここにきてグレシャムとルークどちらの目的も達成させようという結論に至る。
まさに船でルークが交渉していた際のWin-Winの関係をつくる商売人の発想である。
覚醒フラペコは査定が最低でも160万ベルクアップ。
最近ルークのせいでベルクの価値を感じづらくなっているが、
健康的な屈強なガブール人の値段が60万ベルクなので、かなりの査定アップだ。
総額を知りたいところだが。
だが一方この騒動のせいでコレットに手紙を川に流すスキを与えてしまう。
この手紙が無事に行き届くかはかなり怪しいが、
コレットが敵の根城に潜入している状況なので、
レジャットもアンテナを張り巡らせている可能性はある。
前回予想でルークがコレットを魅了するのではと予想したが、
覚醒フラペコの母性でコレットのコンプレックスを解消するという展開もあり得るような気がしてきた。
なんにせよXデーは近づいており、懸念であったグレシャムも牢獄に(またか)。
いよいよ決戦の時は近い。