ハイパーインフレーション 43話感想
重装備かつ銃装備のダウーに果たして攻略の糸口はあるのか。
激高するコレットのとった手は…
■銃を撃つ
ダウーのアーマーの装甲はやはり相当頑強なようで、
コレットが所持している銃では貫けない、
そのため、銃自体を攻撃して攻撃力を削ぎ、
そのすきに隙間を狙うが、そこは腕でガード。
援軍も到着し、みんなでダウーの無防備なケツを狙うことに。
さすがは世界最強の生殖能力を持つだけある(違)。
■ライフルの説明パート
漫画ではあまり活躍しない印象のライフルだが、
ジャイロ回転で飛び出す弾は元来威力も高く、空気抵抗が低減できるため、命中率も高い。
まさに対ダウーにはもってこいだ。
城攻めには向かないのでおいてきたというレジャットの説明口調がじわる
■ルークさんが自爆寸前です!! キリねぇな
そんな中能力の暴走が全然おさまらないルーク。
こんな調子では逃げられた後もハイパーノート数枚くらいどこかに落ちてそうなもんである。
あとプーというオノマトペが書いてあるが、
そうはならんやろ!!
■ヨゼン・グレシャムVSダウー
ついさっきあったばかりとは思えないくらいバディめいている二人。
強襲するダウーに3コマで攻撃の畳みかけをするものの、ノーダメージ。
博識なグレシャムだが、そこはクルツの特注アーマー。
ノーダメージである。
そして銃に頼らない者同士の肉弾戦が…始まらなかった。
相変わらず異常に足が速いグレシャムも面白い。
■コレットとヨゼン
そうしているうちに準備は整ったコレット。
ライフルの一撃はプレートアーマーにも効果があった。
装填の隙に攻撃をしようとするダウーをヨゼンがつかんで離さない。
この二人の連携で、ダウーはなすすべなく倒れ…その凶弾が…
出る前に銃を投げてやっつけました。
銃の対決ってそういうことじゃないだろ!!
こうして、一時は窮地を脱したルークたちだが、
依然戦力差は厳しく両怪人も健在。
はたして無事に逃げられるのか。
あと最後のコマのルークってだれが持っているんだ?フラペコ?力強いね。
ハイパーインフレーション 42話感想
追い詰められたルーク陣営…
打開のカギはアーマーダウー!?
果たしてダウーは着るのか着ないのか…
■貧弱なルーク陣営
残るガブール人信者は3名!!
少ない…
教祖であるルークのためなら死を選ぶ、敬虔なる信者の皆様に追悼の意を捧げます。
■資本主義の奴隷
ルーク陣営も一枚岩ではないため、
この期におよんでも対応でもめている。
フラペコは降伏して命を最優先しようと言っているが、、、
しかし、資本主義の奴隷になるとはなかなか皮肉が聞いているが、
ガチで60年奴隷だったクルツに言い放つのはなかなかドスがきいている。
■替えがきかないのは自分の命だけ
クルツブチ切れのフラペコ理論。
底辺の奴隷からのしあがったクルツと、
すべてを一度うしなった貴族のフラペコによる人生観の違いが面白い。
その強い信念はクルツの心に響き、始末は一旦お預け。
最終的な判断はダウーの信念次第…
■アームドダウー強襲
フラペコ達の前に突如現れるは鎧をまといしダウー。
人体を、紙を引きちぎるがのごとく肉塊に変えていく。
ただ、一瞬でプレートアーマーであることに気づき、
次の一手を考えるレジャットやばい
■今宵!! 「完璧な甲冑」が蘇る!!
銃が通用しない最強アーマー。
だが、足元はお留守…。
レジャットのタックルでバランスを崩し、ナイフで…。
と思ったらまさかの銃装備。
レジャットも意表を突かれて変な声出している。
ダウーは人間となり信念を手にした。
それはどんなものより恐ろしく、
目的達成のために他社の命を平気で奪えるのであった。
次回、クソアーマー相手にレジャットたちはどんな手を打てるのか…。
ハイパーインフレーション 41話感想
グレシャムとレジャットという二人の怪人が共通の目的であるルーク捕縛のため、
一時共闘を行うことに…
ルーク陣営としては最悪の展開…
打破することは叶うのか…
■超☆融☆合!!
クルツじゃないが、グレシャムが何しようが対して驚かないんだよなぁ。
早速トップ同士でどんどん計画を立てていく。
二人とも性格は破綻しているが超☆有☆能である。
そりゃヨゼンも頼もしさを感じるよ。
だが、同時に危うさもあり、
あくまで一時的な共闘。
お互い最後に出し抜く機会をうかがうだろう。
■両陣営の合計人数について
共闘はしているが、それまでの戦闘で人数は削られている。
4Pのコマの情報からは明確に4人組を組んでいるコマが3コマ、
ちょっとわかりづらいコマが3コマなので、
最大27人といったところか。
用心棒が全滅したルーク陣営では厳しい戦いである。
■垂れ流しです
即席の隠語で情報交換をするレジャットとコレット。
レジャットとしてはルークの保護が大事だが、
最も重要なのはハイパーノート自体の入手(できれば2枚以上)。
それが容易に達成できるというのは朗報である。
■ひょえ~ すっげぇ怪力だ
この期に及んでも呑気なのはガブール系の傾向か?
屈強なガブール人たちはもう出番はないのだろうか。
あいつら好きだったんだが
■ヨゼンとグレシャム
この2人、なかなかいい関係である。
そもそもヨゼンは国に帝国の情報を持ち帰りたいという思いがあるので、
この騒乱が終わったら故郷に帰るための算段をしてもおかしくない。
そうなると個人では不可能だろうから密輸などを行う協力者が必要なので、
この2人が組む未来は大いにあり得る。
■信者達…
このシリーズ通してずっと思っているが、
信者達はルークのためなら簡単に命を投げ出す。
そこまでのめりこむくらい、よっぽど帝国で差別がきついんだと思うと、
現実とのリンクを含め気持ちが落ち込む。
■こっちは獣になっちゃいましたけど
人間になったダウー、獣になったルークという対比(違)。
ダウーというジョーカーが悩める存在となり不安定な状況だが、
クルツには秘策があるようで…
■ダウーくん専用のプレートアーマー!!
今回一番笑った。
てっきりなんらかの兵器だと思ったら…
なんでクルツがダウー用の鎧を用意してるんだよ!
予想外すぎるだろ!!
機能美を追求した結果、見た目は無骨そのもの。
ダウーからもクレームである。
ダウーは着るのか…
ハイパーインフレーション 40話感想
いよいよグレシャムも牢屋から脱走し、
役者がそろった古城決戦。
この男が出てきたら話がこじれるぞぉ(満面の笑み)
■なんだあの化け物は!?
ヨゼンとは初対面のグレシャム。
化け物と評するほどに、その戦闘力に驚愕している。
査定がいくらぐらいか気になるところ。
ダウーが500万ベルクだから、350万ベルクくらい?
■歳も60近いのに…
本ブログでは何度もこすっているが、
グレシャムの身体能力が高すぎるのは何度見ても笑う。
絶対住吉先生もわざとやっていると思う。
スピード感がつい最近義足になった人間の動きじゃないんだよな。
■殺し合ってもらおう!!
もはや非情の存在と化した(?)ルーク。
用心棒全滅の報告を受け、落胆することもなく、この一言。
ある意味成長を感じる。
■コレットとヨゼンの組織内の立ち位置
あまりモブ連中と絡みがなかった二人だが、
コレットはサークルの姫的なポジション、
ヨゼンはその姫にちょっかいかけるポジションのような描写だった。
作画コストの関係かもしれないが、
コレットもいつもの装備に戻った。
戦闘態勢準備万端である。
■装填装填~
グレシャムとレジャットがどっし~ん!
また始まった突然の少女漫画風描写(なお、おっさん)。
この漫画の醍醐味である。
■英知ッ英知ッ
規格外の戦闘力を持つダウーには通じなかったが、
英知の結晶ボクシングはグレシャムには通じた……
かと思ったが倒せなかった。不死鳥かコイツ!!
実際、破産状態からここまでのし上がってきているので不死鳥と言えそう。
■漁夫の利気ン持ちイ~
全員敵だとはいえ、せめて下を見ながら撃てよ!
そして、相変わらず平和主義状態のダウー、
不安だ…。
■商談
ルークの掌の上で踊らされていることを悟ったグレシャムとレジャット。
商談により、一時的に休戦してともにルーク狩りを行うことに。
ルークの賭けは失敗に終わった…。
というような引きだが、かなり戦力は削られているだろうし、
状況は悪くないのでは。
さらにグレシャムとレジャットはどこでお互いを出し抜くかを計算に入れながら戦うことになるので、隙もある。
ただ、ルーク陣営の貧弱さは深刻。
用心棒が全滅しているのは痛すぎるし、残るはフラペコ、クルツ、ダウー、信者のみ。
ダウーの再覚醒待ちか…。
ハイパーインフレーション 39話感想
開戦するは超特殊な三つ巴……。
まさにこの漫画の真骨頂ともいえる、
ルークVSレジャットVSグレシャムの開戦。
各々の思惑絡むなか勝利を手にするのはどの陣営の手に…。
■勝利条件の確認
勝利条件を丁寧にまとめての読者との認識確認。
やや唐突ではあるがこの丁寧さも本作の魅力の一つである。
■それにしてもなんだあのルークの格好は
今まで本人しかつっこんでいなかったが、
あの服はハレンチすぎる。
ハレンチ警察が出動するのもやむを得ない。
だが、ハレンチ警察はおとりだった。
ヨゼンも急に出てきたパワーワードに即座に順応するのはすごい。
■どんどん無力化される用心棒たち
話の流れ上仕方ないが、用心棒が弱い。
推理力は切れ者だったが、裏切り者はとっとと始末すべきだった。
■さあさあ!!存分に戦え!!
ハレンチ警察の陰に隠れているが、
なかなか味わい深い一文である。
ルーク、あんたのせいやで。
■義足の中には、武器、武器、カネ、カネ
やっぱりギミック搭載式の義足だった。
義手や義足は疑ってかかれは創作の鉄板である。
まあ、カネをそんなに入れる必要はないと思うんだが。
ただ、考えたくないが、カネの正体がハイパーノートの場合、
レジャットに高値で売るという商人ムーブが見れるかもしれない。
やはりこの三つ巴がたまらない。
次週からグレシャム参戦で城はさらに混沌とするであろう。
ハイパーインフレーション 38話感想
いよいよ始まったレジャットとルークの攻防。
レジャット陣営は20人しかいないが、
そこはさすがの精鋭たち。
城内にも早々に侵入し、ビオラもその凶弾に倒れることとなった。
敵味方入り乱れる城内だが……。
■職人+店長によるビオラ救出劇
どっこい生きていたビオラ。
メタ的には役目がなくなったかもと思っていたが、
まあ贋札殺しとの再会だったり、
技術面でもルーク陣営をフォロー出来そうなので、
十分ありえる展開ではあった。
となるとクルツは死にそうだが。
死んでると思っているビオラに対して、
そもそも傷の状態の確認もせず、満場一致で人工呼吸展開になるのは、
さすがはハイパーインフレーションである。
人気ナンバーワン娼婦のはずなのに、
じゃんけん負けた人が人工呼吸担当なのが笑える。
おそらく、職人たちもあれこれ言っていたが、
贋札製造中は全然女を感じさせなかったのだろう。
また、前回の幻想の贋札殺しとのやりとりはまさかの自分で全部しゃべっていたことが発覚。
再現の寸劇を目前でされる始末でこれが死因でショック死してもおかしくない。
あだ名が天才になっているのも面白い。
■意気込みを口にするとロクなことが起こらないんだ!!
急にメタっぽいことを言い出す職人、
そのまま撃沈していくモブたち。
ここいるか!?と思ったが、
スピード感が出るので必要なのだろう。
■キャラの濃い用心棒たち
ルーク陣営の貴重な戦力である用心棒たちのお披露目。
ONEPIECEの戦争編の隊長たちを彷彿とする。
さあ、反撃の時間だ
■銃の前ではすべてが平等で無力
コレットからの背後の一撃は正確に脳天を貫き、
ダウーほどではないがでかい用心棒、一瞬で死亡。
どうも同じ部屋から出てきたので、用心棒としてはこの時点までは信頼されていたようだが、
ドレスは脱がなくてよかったのか。
怒りを忘れないためにというフェンブレン的な思考でそのまま来ていたのかもしれない。
■店長くん!?
ここまでキャラがうすかった店長が、
最後の最後に乗り物に乗ると性格が豹変するというステータスが付与された。
貸し馬車の店長向いてないだろ。
レジャットに狙われそうになったその瞬間
■俺はここだァァ!!
レジャットの前に姿を現すルーク。
漫画の中の時間でも、現実の時間でもかなりの時を経て相まみえた二人。
船では見下ろす側だったレジャットが今度は見上げているのも感慨深い。
居場所がばれてしまったので、ここからは総力戦になるのだが、
ルークにはグレシャム部隊をぶつけるという秘策が…。
果たしてグレシャム部隊をぶつける作戦すんなり行くのか。
グレシャムがすべての仕掛けを話してなければ、単純にはいかないような気もするが。
ハイパーインフレーション 37話感想
いよいよ開戦したレジャット陣営VSルーク陣営
バチバチの殺し合いの中、ついに最初のネームド犠牲者が…。
■レジャット陣営は20人
レジャットが今回の襲撃に用意できた人数は20人。
ただし、そのメンバーは情報部の精鋭たち。
ルーク陣営の用心棒たちはともかく、
残った信者たちでは戦力差は歴然。
一方的な蹂躙を受ける気がする。
コレットの手紙も見つけ、
予定より早くルークを保護する(?)最終決戦が幕を開けた。
■精算するクルツ
技術者たちの借金をチャラにして、
誘拐した店長にも金を渡す。
金貸しという立場や言動から、
とにかく貸し借りということについては徹底的に自身の美学を貫いている。
彼もまた悪党ではあるが、どこか憎めない男である。
だが、のしあがるために行った自身の悪行について、
いつか精算の時が来るとは思っているのは間違いなく、
この戦いで散る雰囲気がビンビンなのが気になる。
一応、メタ的に考えると、ゼニルストン自治領侵入する展開があった場合、
過去に奴隷経験があるクルツは物語を回すのに必要な人材な気はするが。
■パンパン(主人公は足ピン中)
いよいよ本格的な襲撃開始。
馬もやられ、戦闘は籠城戦の展開を見せる。
ダウーは予想通り、しょんぼりしており戦力になるかは怪しかったが、
ルークを守るという点については従来通りのパワーを発揮できてよかった。
ルークは衰弱しているが、逆に考えると意識さえ戻れば、
涅槃状態で頭は回るかもしれない。だが、それにしても衰弱しすぎか。
ダウーはヨゼンとの再戦の可能性はあると思うが、
今のダウーでは後れを取る気がしてならない。
そもそも全員銃持ちなので、グレシャムの理論だと死亡は無くとも、無力化される可能性はある。
■あぶねェあと少しで…。
本に当たるとこだった……
ビオラァァァァ!と全国1億人のハイパーインフレーション読者が心の中で叫んだであろう。
版画集を取りに行ったところでこの展開は察したが、展開が早すぎる…。
■今際に見るは…。
そんなビオラの前に現れる贋札殺し。
最後の最後にビオラがずっとほしかった言葉を投げかける。
なお、現実ではない模様。
最後に廊下に横たわる姿が悲しい。
屈強なガブール人はばんばん死ぬ漫画だが、
ネームドキャラの死は実質最初である。
一応、100%死んだかというと明言はされておらず、
当たり所も悪いなりに心臓ではない。
情報部の精鋭も無力化としか言っておらず、生きている可能性もある。
このまま退場もこの上なく粋な最後ではあるが。
メタ的に考えるとこれ以降ビオラの出番がなさそうなのも事実。
ただ、本物の贋札殺しに久しぶりに会うというイベントは出来そうなので、
私の予想は死亡と生存の比率は9:1程度。
ルーク以外は殺す気満々のレジャット陣営。
戦力的にはかなり手薄な籠城戦だが、策はあるのか。
おそらく川の向こうでスタンバっているであろうグレシャム部隊がカギとなりそうだが、
純粋な味方ではない点がどう転んでいくのか。
ビオラを偲びながら次回を待つ。