warayamanga

主にハイパーインフレーション(漫画)について書いていきます

2021-01-01から1年間の記事一覧

ハイパーインフレーション 27話感想

2021年最後の更新(おそらく)となる27話。 着々と贋札製造に関する課題をクリアし、残るは版のみ。 最後のピースとなるのは…… ■フラペコじゃなかった 器用貧乏とは名ばかりの超絶便利屋兼みんなのお母さんフラペコの出番かと予想していたが、さすがに専門家の…

ハイパーインフレーション 26話感想

紙の問題は難なくクリアしたルーク陣営だが、 紙幣の偽造は簡単ではなく、まだまだ課題が山積みなのだが、、、 ■レジャットの推理力のすさまじさ 25話感想記事でも書いたが、 工場に侵入したガブール人をルークがけしかけたことについては、 今までのルーク…

ハイパーインフレーション 25話感想

偽贋札を作成するために各種準備を進めるルーク陣営。 レジャット陣営はヒントを得るために製紙工場へと向かうことに。 ■紙幣局局長「贋札殺し」 大層な異名だが、実際に25年間で313人殺しているとのこと。 ビジュアル・言動とともにかなり濃い。 だが、本名…

ハイパーインフレーション 24話感想

新札への刷新を5日で完了してみせるというとんでもない大風呂敷を広げた前話。そして24話ではレジャット劇場全開のすさまじい大立回り。対するルーク陣営も負けていない。勝利の落札者は一体誰になるのか。 ■レジャットの新札発行案 シンプルながら効果的な…

ハイパーインフレーション 23話感想

ハイパーインフレーションは経済漫画だった(今更)。 珍しく前回感想記事の予想展開がほぼ的中し、 帝国陣営での状況整理とコレット先生による金本位制経済の基礎のお話。 warayamanga.hatenablog.com ルークという最強の印刷機を前に帝国のとる対応は……。 ■…

ハイパーインフレーション 22話感想

ゼニルストン自治領に突入するものとばかり思っていたが、 まずは外堀を埋める段階のようで、三つ巴の戦いが始まった。 今回はルーク、フラペコの成長を感じる素晴らしい回だった。 以下、感想。 ■フラペコの成長とそれを認め称賛するグレシャム ハイパーイ…

ハイパーインフレーション 21話感想

加速していく面白さはまさにハイパーインフレーション。 今回もとんでもない快作だった。 公式のコメントの伸びも物語っているが、 圧倒的な熱量と緩急を併せ持つ21話について、 気になる点を列記する。 ■ルークの本心 グレシャムはお見通しだったが、 やは…

ハイパーインフレーション 20話感想

ハルの居場所も判明し、いよいよ救出に向けた準備を行うルークたち。ゼニルストン自治領陣営も加わり、混沌としてきた最新話。 ■ゼニルストン自治領 まさか帝国内に半独立国として存在しているとは。 帝国民も政府に吸収を投げかけそうだが、ゼニルストンの…

ハイパーインフレーション19話感想

怒涛の前回から今回一気にアホな誘拐犯編(?)も完結。 喧嘩稼業風に言えば、「偶然が運命を変えた」的な目まぐるしい展開の連続。 まあ、相手が考えなしなだけなのだが。 ■ダウーのスピード さすがのダウーも二人を抱えながらのダッシュでは、 馬車のスピー…

ハイパーインフレーション 18話感想

ハイパーインフレーション18話感想 番外編を挟み、1ケ月ぶりの更新となった本編だが、 1ケ月の空きを怒涛の超スピード感で補っているとしかいいようのない回だった。 普通の漫画なら今回のテーマでは3~4話はかけるのではないだろうか。 実質週刊連載の密度…

ハイパーインフレーション 17.5話感想

てっきり読切版の2話目掲載かと思ったが、 普通に番外編だった今回。 3ページだけだったが、帝国秘密情報部の面々の様子もうかがえ、 興味深い回だった。 以下、いくつかの要素を拾ってみた。 ■シルエットの男 4話でレジャットの上司のような描写で数名が影…

ハイパーインフレーション 17話感想

帝国についたルーク陣営および、レジャット陣営。 色々気になるネタを放りつつ、細かいギャグを忘れないところはさすがはハイパーインフレーション。 気になった点を列記する。 ■初手帝国 帝国に着いた って感想が簡素すぎる、、 一応多少なりとも憧れの感情…

ハイパーインフレーション16話からみる今後の展開の考察

長い船路を終え、ついに帝国突入秒読みとなった今回。 さすがに新章に入る前提で、展開を考察する。 ただし、現時点では伏線やヒントのようなものはまるでないのだが。 ■レジャット陣営の次なる手 ぱっと思いつくのは以下の展開。 ・船に残っているグレシャ…

ハイパーインフレーション16話感想

矛盾する思いがある。 ハイパーインフレーション最新話は更新されたらすぐ読みたいが、 読むと興奮して眠れなくなるので、読みたくない。 相変わらずのデフレ知らず。 船編の最後としてふさわしい、 各々が持ち味を最大限に活かした回だったといえる。 特に…

ハイパーインフレーション15話からみる今後の展開の考察

ギリギリの投稿になってしまったが、 16話展開予想を行いたいと思う。 15話は俗にいうバトル回で、 今後への伏線的な描写はかなり控えめな印象だが、果たして。 ■レジャット陣営のダメージ 覚醒ダウーに勝利はしたものの、満身創痍のレジャット。 右手の骨は…

ハイパーインフレーション 15話感想 ~レジャットVS覚醒ダウー~

待ちに待った15話公開。 いつも通り予想は大外しだが、そんなことはどうでもいいくらい、過去一といっても差し支えないくらいの面白さと熱量を誇る話だった。 膨大な小ネタすべてに触れていると終わらないので、レジャットと覚醒ダウーによる世界最強決定戦…

ハイパーインフレーションが次にくるマンガ大賞2021にて大賞をとるために立ちはだかるライバルについて

まずは、ハイパーインフレーション、次にくるマンガ大賞2021 Webマンガ部門ノミネートおめでとうございます。メジャー初連載かつ単行本一巻しか出ていないのに、ノミネートされるのはとてつもないことでございます。 早速投票をさせていただきました。勿論一…

ハイパーインフレーション14話からみる今後の展開の考察

先般、以下の記事で考察した内容について、結果の振り返りと14話の描写から今後の展開考察を行う。 warayamanga.hatenablog.com ■バラスト水なんてなかった 予想以上に食糧や酒のストックが多かった。不確定要素の多い航海なので、かなり大量の食糧を積んで…

ハイパーインフレーション14話感想

待ちに待った14話公開! 果たしてフラペコが考えた脱出案の全容はいかに!! ■鍵はダウー! 浸水がブラフなのはある意味予想通りだったが、流石にバラスト水という予想は突飛すぎたか、、 ダウーは母性が不足していたからこそ、自身が究極の生殖能力を持つ母…

ハイパーインフレーション 買われたハルの現状についての予想・考察 ※13話時点

いよいよ帝国も間近に迫り、レジャットさえ振り切れば、帝国に到着し、ルークの目的であるハル救出に向けた活動が始まる局面にきている(グレシャムが素直に協力するかは甚だ疑問)。 現時点の情報を整理し、ハルの安否や展開予想をまとめる。 ■ハルの現在地 …

忘却バッテリーの魅力についての考察

ハイパーインフレーション記事も20近く蓄積したので、一旦別の漫画についても考察記事を書いてみようと思う。 ある意味記念すべき1作目は、ハイパーインフレーションと同じくジャンプ+にて連載中の野球漫画『忘却バッテリー』についてである。本作はジャン…

ハイパーインフレーションは作者の性癖が反映されているかどうかについての私的見解

ハイパーインフレーションは、主人公のルークが12歳の少年で、非常に中性的な顔立ちをしており、服装もきわどい。また生殖能力の代償として、贋札を製造する能力を持つが、能力発動時の挙動及び副作用については、射精時のソレそのものである。このある意味…

ハイパーインフレーション 小ネタについて①

さて、本日はハイパーインフレーション更新のない金曜日、全国1億人のハイパーインフレーションファンが更新までの1週間を憂い、思い思いの一日を過ごしていることだろう。 ハイパーインフレーションは、そのネタの多さから1.2回読んだだけではスルーしてし…

ハイパーインフレーションとSOUL'd OUTの類似性

別記事にてハイパーインフレーションのお供に聞きたい音楽についてまとめ、 個人的に最もしっくりくる楽曲としてSOUL'd OUTの「ALIVE」を挙げたが、 そもそもハイパーインフレーションという作品とSOUL'd OUTに多くの共通点があると感じた。 その共通点及び…

ハイパーインフレーションのお供に聞きたい音楽 邦楽編

世の中にはマリアージュという概念が存在する。 白身魚と白ワイン、あんぱんと牛乳、ウニとクレソン。 お互いがお互いの良さを相乗効果で引き出すのだ。 私は気に入った漫画に勝手にテーマソング、主題歌をつける癖があり、本作も例外ではない。 今回は、ハ…

ハイパーインフレーション フラペコに関しての考察② ※13話時点

簡単な船(数十人が1カ月遠洋航海できる規模)の操舵が出来て、 グレシャムが最も欲していた保険証券を見つけ出し、 船の揺れさえなければダウーも撃ち殺せていて、 ダウーのグレーチングによる攻撃でもほぼノーダメージのフラペコ。 12話以前の描写だけでも十…

ハイパーインフレーション13話からみる今後の展開の考察

以前、以下の記事で今後の展開を考察した。 warayamanga.hatenablog.com 結果としては大外れで、残念。どう違っていたかを振り返りつつ、13話の描写から14話の展開を予想する(懲りない)。 ■レジャットの戦略 屈強なガブール人を使役する点は予想通りだったが…

ハイパーインフレーション13話考察 4人の救世主について

ハイパーインフレーション13話公開から1日が経ち、まだ興奮冷めやらぬ中、今回はいきなりぶっこまれた過去の4人の救世主についてまとめ、自分なりの考察をしたいと思う。 ■4人の救世主 レジャットが金品をダシに巫女に近づくことで、存外情報を得ていた。 お…

ハイパーインフレーション13話感想

ついにハイパーインフレーション13話が公開! 番外編を挟む形となっていたため、実に4週間ぶりの掲載である。 『喧嘩稼業』で休載に耐えることは慣れていると思っていたが、ここ数日は我慢紙幣が出る寸前であった。 さて、先般以下の記事にて展開を予想した…

ハイパーインフレーションの根幹の面白さとは何か~ハイパーインフレーションと私~

さて来る28日(金)は約一カ月ぶりのハイパーインフレーション本編更新である。 読切版の掲載があったとはいえ、ここまで更新間隔が空くと期待値も自然と高まるものだ。仲間内(私含め2人)では、次こそデフレ(ここでは、あまり面白くない回の意)が来てしまうの…