warayamanga

主にハイパーインフレーション(漫画)について書いていきます

ハイパーインフレーション15話からみる今後の展開の考察

ギリギリの投稿になってしまったが、

16話展開予想を行いたいと思う。

 

15話は俗にいうバトル回で、

今後への伏線的な描写はかなり控えめな印象だが、果たして。

 

 

■レジャット陣営のダメージ

 

覚醒ダウーに勝利はしたものの、満身創痍のレジャット。

右手の骨は複雑骨折。左のあばら骨も骨折。

右頬はダウーに食われている状況。

普通に立っているのがおかしいレベルである。

痛みを感じない体質の可能性もあるが、

蹴られた時や英知の敗北のリアクションから、

その可能性は低そうである。

脳内麻薬で痛みをあまり感じていない、

厳しい訓練の賜物といったところか。

 

屈強なガブール人もフラペコと覚醒ダウーによりかなり削られているが、

最低でも5人は健在である。救~世~主~~~ッ!!

銃も保持しており、戦力差は明白だ。 

 

■ルーク陣営のダメージ

 

ルーク 麻酔が切れたばかりでやや朦朧している程度?無傷

 

フラペコ 左肩骨折?、左耳の鼓膜損傷

 

ダウー ほぼダメージなし(落下時に若干あるか?)、麻酔で昏倒中

 

グレシャム 財宝を壊された心の傷のみ ダメージなし

 

グレシャム手下 全員足を撃たれ実質戦闘不能

 

 

こちらも満身創痍。実質的にダメージ無しでまともに動けるのは、

ルークとグレシャムのみ(ただ、15話フラペコは結構元気だったが、、)。

 

そのため、16話では戦闘ではなく策略がカギとなるとみて間違いないだろう。

 

 

■怪人グレシャムの策とは

 

私の予想は下記。

 

・ルーク陣営からの裏切り

初手は裏切り交渉から入ると予想。グレシャムだし。

交渉材料として考えられる内容が、

レジャットが帝国側の人間であるという弱みの暴露である。

 

屈強なガブール人達の信仰を覆すことができるかは微妙なところだが、

ボクシング技術やナイトキャップ着用など、

とてもガブール文化圏で育っているとは思えないライフスタイルをさらしていることもあり、

手傷を負っているレジャットにとってはリスクとなりうる。

 

・金庫

 

しつこいようだが、私はグレシャムの金庫は捨てたふりをしているだけだと考えている。

ルークが複数の目撃証言の中、金庫を捨てたとあるが、

グレシャムと組む方針が決まってすぐに金庫を捨てたのは信頼関係を築く必要がある状況を考えると疑わしい。

なので、捨てたふりをしてボートに隠してある可能性は十分にあると考える。

 

グレシャム商会の戦力

 

帝国まであと一日、ということは、

物理的に帝国までかなり迫っている状況である。

グレシャム商会も商会を名乗るのであれば、

組織としてはかなり大きい可能性が高く、

今回の奴隷売買及び武器売買に全勢力をつぎこんでいることは考えにくい。

 

グレシャムの当初の目的は、奴隷船を奪還し、

そのまま帝国に向かう算段だろうから、

受け入れの体制や失敗時のリスクヘッジをしている可能性がある。

 

以上を踏まえて、16話展開予想は下記。

 

 

■16話展開予想

 

ルークに造幣をせまるレジャット。

頑なに拒むルーク。脅迫のためフラペコの右の鼓膜をつぶそうとしたその刹那。

怪人グレシャムが沈黙を破り発言する。

 

グレシャム「レジャットよ。私はルークの偽札を持っている」

ルークを含めその場の全員が驚きグレシャムを見つめる。

グレシャム曰くルークが能力を見せた際にくすねていたとのこと。

 

もちろん疑うレジャットだったが、

このまま脅迫を続けてもルークは能力を使用するか確信が持てないため、

半信半疑の中、条件を聞くレジャット。

 

条件はルーク・ダウーを除くグレシャム商会の面々の安全の担保。

当然のめないレジャットとしては鼻で笑うが、

のめない場合は、レジャットが帝国のスパイであることをガブール人達に明かすと脅すグレシャム

 

レジャットは信仰心の強い彼らにその内容を信じさせることは不可能だと思考するが、

あまりにもガブール人らしからぬレジャットの行動に何人か疑惑を持つ可能性についても考えは及び、

屈強なガブール人の反乱があった場合、現在の自分の状況を考慮すると形勢が逆転する可能性もある。

 

レジャットは提案に乗ったふりをして、先に偽札を提示するようグレシャムに命令。

偽札はレジャットが演説をしている際に船にあった自身の金庫に隠したとのこと。

また、その金庫は個室に監禁される前にルークにボートに隠すよう指示をしていたと話し、

この嵐で海に落ちてしまっているかもしれないことから、金庫を確認させてほしいと懇願するグレシャム

 

屈強なガブール人が確認したところ、確かに金庫は残存していた。

グレシャムは懐からカギを取り出し、おもむろに空けた次の瞬間、

ペッパーピストルでレジャットの胸を撃ち抜き、

レジャットはバランスを崩して暗い海に落ちていく。

金庫には贋札などなく、万が一のために保管していた武器をとるための嘘だった。

 

救世主を撃たれた怒りでグレシャムを襲おうとする屈強なガブール人に、

レジャットが帝国のスパイであることをガブール語で告げる。

うろたえる屈強なガブール人。

その刹那、大きな衝撃が船全体を揺らす。

帝国のグレシャム商会の船が嵐の中接近していたのであった。

グレシャムは奴隷船奪還に向かう前に、電信で今回の作戦を帝国の仲間に伝えており、

港を真っ当な手段で使えない彼らは近海で待機していたのであった。

 

あっという間に船を制圧し、生き残ったグレシャム商会の面々とルーク・ダウー。

レジャットの脅威は去ったが、

グレシャム商会という強大な組織を相手にとり、

ルークのハル探しはいよいよ始まるのであった。

 

帝国まで あと0日