ハイパーインフレーション 17.5話感想
てっきり読切版の2話目掲載かと思ったが、
普通に番外編だった今回。
3ページだけだったが、帝国秘密情報部の面々の様子もうかがえ、
興味深い回だった。
以下、いくつかの要素を拾ってみた。
■シルエットの男
4話でレジャットの上司のような描写で数名が影で登場していたが、
そのうちの1名である可能性が高い。
気になるのは、レジャットの直属の上司なのかどうかなのだが、
次のコマで帝国秘密情報部で面倒を見ると伝えており、
別の部の所属の人物またはさらにその上の地位の人物である可能性が高い。
知り合いに船長がいることから、海軍?
そしてレジャットの権限でヨゼンを預かることを決定できていることから、
レジャットはかなり役職が上であることもうかがえる。
ナンバー3くらいかと想像していたが、部長クラスである可能性も高い。
■ヨゼンと帝国秘密情報部の面々
新人のヨゼンに対してもフレンドリーに接している。
コマに映っているだけでも4名モブがいるので、
最低でも7名は所属している様子がうかがえる。
その特殊性から超少人数かと思っていたが、
意外に所属人数が多いのかもしれない。
ヨゼンを故郷に送り込もうとしていることから、
ガブール系のレジャットのようにヴィクト人でありながら
異国にルーツがある人間が多く所属している可能性はある。
■銃にお熱なコレット
人間に興味のないコレット。
ただ思想は完全銃社会による平和を目指している。
この様子を見ると自分を救ってくれた銃を神格化しており、
銃を所持することを正当化するために耳障りのいい理想を掲げているようにも感じる。
なお、ちょんまげがピストルに見えるネタは史実をもとにしている。
そしてレジャットはコレットが喜ぶものを理解しすぎである。
この二人の過去もいつか番外編か本編で触れてほしい。
■ちょんまげリーゼント ヨゼン
超アンバランスなビジュアルにも 、
しっかりと意味を持たせてくるあたりさすがである。
そして気さくなヨゼン。この作品には珍しい清々しい良いやつオーラが漂う。
髪型をバカにされても日本刀をサーベル呼ばわりされても笑ってすますのは、このテのキャラでは珍しい。
ジョースケやゾロならぶち切れ案件である。
3ヶ月しかたっていないのに普通に任務をまかされるくらいにはコミュニケーションがとれており、語学力が高い。
屈強なガブール人にも見習ってほしいものだ。
そして、今回の任務では相手を斬ることなく打撃のみで撃退。
彼の実力の真のほどは見えないが、刀をレジャットに魂とまで言わしめるからには、
その剣術は相当なものだろう。
レジャットのコブシでは一切のダメージを負わせることのできなかったダウーにもダメージが通りそうである。
というより、ルーク陣営はグレシャムがダウンしているため、
攻撃性能の高い暴力要員がダウーしかいないので、
ヨゼンとのマッチメイクは消去法でダウーしかいないのだが、、、
大満足の3P、次回本編が楽しみである。
ただし、ヨゼンはあんな目立つルーク達をスルーしているので、
普通にルーク達は先に進み、次の町で戦闘になる可能性もある。
合流したコレットとの銃と剣コンビの戦闘が見たい。
ただ、今回の一番のツッコミどころはレジャットの容姿である。
そもそもオークション編で奪った服のスタイルが帝国にいる時とずっと一緒なのもおかしいが、
髪型がなぜかガブールの大陸潜入時と一緒である(4話回想では髪を結わず、後ろで束ねるのみ)。
意味があるのかミスなのかこの漫画のことなので、現時点でわからない。
引き続き番外編にも期待である。
さいごに
2巻発売決定おめでとうございます!!!