ハイパーインフレーション ダウーに関しての考察 ※12話時点
本記事では、森で育った野生児ダウーに関して考察する。
ダウーは、ストリートファイターシリーズのキャラクター ブランカのように、
何故か野生児であるだけでなく、異形な体躯で、尋常ならざる膂力を持つが、
言葉は理解できないため、基本的には誰にも制御のできない存在である。
現時点では特段の目的もないため、
話の展開におけるジョーカー的な役割となっている。
■ダウーの力の具体的な程度
ダウーは普通の人間であれば、素手で首をぽきぽき粉砕できる描写から、
少なくとも普通に鍛えている程度の人間よりははるかに強靭な膂力を有することは間違いない。
10話の描写で私掠船のグレーチングを抱え、
フラペコ含む男性5人をぶっ飛ばしているが、
描写からの推定ではグレーチングの大きさはおそらく3m四方程度。
木造帆船の技術力や、吹っ飛ばされたフラペコが普通に話していることから、
重量は大したことないとは思うが、30kg程度はあるであろうグレーチングを抱えて武器にできることから規格外のパワーがあるといえよう。
初登場時の4話でも片手で檻をぶんまわしている。
森で育ったくせにその場にある武器を即座に利用する点から、
意外に戦闘IQが高いのかもしれない。
舌が長く爪による攻撃力も高いところは、
MARVELシリーズのヴェノムを彷彿とさせる。
■ダウーの力の根源
この異常なまでの暴力の理由については、
11話でレジャットが乳房や臀部の特徴から、
ルークの真逆で、世界最強の生殖能力を与えられた存在と表現している。
現時点ではあくまでもレジャットの予想ではあるが、
この設定は対比として面白いので、事実だと嬉しい。
ルークのようにガブール神との問答があったかも気になる。
呪術廻戦における伏黒父のような存在なのか。
ただし、周囲の人間がダウーに対しては恐れは抱くも、
性的な興奮を覚えている描写は一切ないので、
過ぎたるは猶及ばざるが如しを体現している。
■ダウーの価値
ダウーは稀有な存在ではあるが、
グレシャムが7話で付けた値段は300万ベルクと、
一般の健康な成人男性5人分である。
決して安くはないが、個人的にはそこまで高額ではない印象である。
この価格設定理由について、船内商談の場面で、
グレシャムにとって、殺すのは惜しいが、暴れるようであれば射殺も止む無しと思案する、
ちょうどいい金額が300万ベルクだったという、
メタ的な理由であることが本命だと考えるが、
可能性として、実はダウーのような存在は世界的に見れば、
そこまで珍しくもなく、この程度の値付けで済んでいるという仮説も立つ。
そうなると物語が進んで、ヴィクト人のダウー的存在とのキャットファイト展開や、
男版ダウーといういろんな意味で危険な存在が現れる展開も考えられるのではないだろうか。
ただ単に労働力や性的な目的としての利用が難しく、
悪趣味な金持ちが鑑賞用のペットとするしか需要が無いという元も子もない理由も考えられるが。
■ダウーとハルがオークション会場でどのようなやり取りがあったか
制御不能なダウーをおとなしくする唯一の手段は、ハル人形であるが(厳密には麻酔も)、
この詳細な理由は明かされておらず、
ルークの想像でオークション会場であっていたからというレベルでしかない。
5月14日公開の番外編で語られるかもしれない。
ありそうな展開としては、下記。
グレシャムの手下が暇つぶしに檻の動物達にちょっかいをかける。
↓
ダウーも被害にあうところをハルが体を張って止める。
↓
ダウーはハルにも襲い掛かるが、初めて感じる圧倒的な母性を前に大人しくなる(ナナウシカ的転展開。
ベタではあるが、ハルに対して強い親しみを感じている以上、
この流れしか考えにくいのも事実。
ハルの行先のヒントが現状では全くないので、
ダウーが意思を持ってハル奪還に向けて力添えしてほしいところである。